おくたび紀行 ~ 縄文の息吹 ~ 上


  
  
さわやかな秋晴れの日、古代の記憶に遡る奥会津の旅に出た。
  
  
「第1弾は『西方』を舞台にした”静けさ”に浸るたび」
「昔ながらのものづくりが息づく地域、冬は豪雪地帯でもある」
「私たちが知らないたくさんの宝が眠っている地域」
そうだ 宝さがし、行こう!
  
  
会津若松市に住み始めて3年目。
未だ会津地方をよく理解していないため
“西会津”と“奥会津”とが頭の中で混乱しつつも、第一弾は
「初めて乗る只見線」がメインの『おくたび』を楽しむこととした。

西本浩幸さん主催の「おくたび」。
ジャズセッションを通して知り合った西本さんは、会津若松で大学生時代を過ごされ卒業した後上京、10年間働いて会津若松にUターンされたという “愉しい感性”の持ち主である。

イベント詳細:Facebook
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会津西方駅の所在地は福島県大沼郡三島町大字名入、「三島町」に該当する。只見川流域の発電所建設工事に伴う労働者の転入などにより、1950年には7,721人と三島町の人口はピークに達するが工事完了後、急速な人口減少と少子高齢化が進む。2010年は1,926人、60年間で約1/3に減少。
三島町
桐の里会津三島町 町の推計人口・世帯数

わたしは関東の都心部に長く住み、電車社会を当たり前として過ごしてきた。10分と待たないうちに次の電車が来る感覚を、そろそろ切り替えなくてはならない。
只見線は会津若松駅から1時間に1本、多い時間帯で2本、会津西方駅からの上りは一日6本。車社会の山間部ではこのくらい控えめが丁度良いのだ。

会津若松駅から15駅先の会津西方駅までの運賃 840円で切符を購入し只見線に乗り込んだ。駅のホームに止まっていた何台かの電車には、赤べこや、見覚えのあるアニメが描かれていた覚えがある。ただでさえワクワクな旅心を更に盛り上げてくれる計らいだ。

13:09 出発進行。
晴れた空と、収穫後の田園風景が、窓のキャンバスいっぱいに広がる。それは紙芝居のように、一枚一枚の瞬間に見える景色の連続が流れて行くのだった。
SLが展示されている柳津駅を過ぎると山が深くなり、駅もこじんまりとしてきた。
駅初めての只見線。コンテナのような駅を初めて見てゴキゲンの一枚。

ひろき旅している感満載のボックスシートで、郡山から参加された方の差し入れ「飛露喜」をいただいて嬉しき舌鼓。西本さん「メロンのような…」ご感想の通り、大変フルーティでおいしい日本酒だ。

車窓の只見川車窓に映る只見川に、「わー!すごーい!きれー!」なーんて甲高い声が、ガラにもなく自然に出てきた。

間もなく会津西方駅。
景色とお話を楽しみながら過ごす時間は短く感じられる。
仲間と一緒の旅は、一人のときとは違う「何か」を発見できるものだ。

只見線は、東日本大震災から4ヶ月後の豪雨の影響を受け、今尚、会津川口駅~只見駅間は再開の目処が立っていない。
今回書きたかった内容の一部をまとめ上げられていた記事を12/9 の福島民報新聞で見つけた。
「ふくしまを詠む 黛まどかの俳句紀行 只見線 人々の心つなぐ鉄道」

西本さんが講師を務められる東京でのイベント
「地域を変えて行く力を学ぶ講座@稲城」