【日本は崩壊するのか】吉田邦吉

とんでもないニュースだ。
金銭だけのことでは全くない。

国家が潰れるということなのかもしれない。私は素人だから違うと思うなら教えて頂きたい。毎日新聞によれば、東日本大震災の50倍か100倍の被害総額のある災害が、首都直下または南海トラフだそうだからだ(土木学会の試算)(土木学会 南海トラフ巨大地震は1410兆円 被害額推計 毎日新聞2018年6月7日)。

「地震とそれに伴う津波は発生から20年にわたる被害を累計し、南海トラフ巨大地震は1410兆円、首都直下地震は778兆円と見積もった。政府の想定を基に、長期にわたる国内総生産(GDP)の落ち込みを阪神大震災の経過を参考に推計」された。

「一方、公共インフラ整備を進めることで、これらの被害を最大6割軽減できると推計。政府・与党が推進する国土強靱(きょうじん)化計画をさらに強化するよう提言した。」とのことである。

これは、私の想像で言えば、この50倍や100倍というのは、東日本大震災が発生してすぐの金額から予想される話であり、その後の総額や原発事故の被害総額を入れたら倍数が違ってくるだろう(東日本大震災の被害総額は約16兆9000億円、内閣府が推計 ロイター 20110611)。

と言ってもそれは、1410兆円や778兆円という南海トラフや首都直下型地震の金額が変わることを意味しない。変わるのは、あくまで対策を非常にとれた場合には、半分ぐらいになるだろうという話である。半分だって存亡の危機だ。

公共事業したいから土木学会が言ったとも思えない。政府の地震調査委員会は30年以内に南海トラフ地震が80%の確立で発生するという試算もあるようだ。それも数年前から聞いているのであと25年ほど以内なのだろうか。

25年目に来るとか明日ということではない。とにかく、あと30年以内のどこなのかが、分からないから、そういう予想を立てているのだろう。災害は一つだけ起きるとは全く限らない。台風、地震、津波、竜巻、火災……。

本当は命のほうから考えるべきだが、そちらのほうを私はFacebookで何度も前に新聞記事を用いて周知してきた。今回は、金銭のほうが想像しやすいと思ってそちらで考えてみる。土木学会会長は最貧国に成りかねない、国難になると主張している。

現在日本は、年間の国家財政が大体55兆円(一般会計)収入しかなく、その1/3は既に将来の人達が税金などで負担する予定であり、なぜなら今は借金が1000兆円あってどうしようもない状態なのである。

そこから災害が来たら収入1/5とか1/2などになるだろう。そこから20年間は、さらに1000兆円もかかると言われてハイそうですかで出てこない。というよりも、ハイパーレスキューや自衛隊などの人数や機械がまったく不足するのだろう、さきに大問題だ。

が、生き残った先は、少なくとも従来の日本ではない可能性が高いようである。どういうことかと言えば、日本政府は確実に緊急事態条項またはそれに類似した超法規的な政令や法令により、国民の貯蓄1000兆円とも言われるそれを奪うだろう。

それができなければ、いや、出来たとしても人はパニックに陥っている可能性が高いので、しばらく放置される、または、金を工面できても他国から乗っ取られる可能性が、とても高い。国防を強化しても操作する人員は居ない可能性がある。

すなわち、首都直下や南海トラフは、
日本全体が有史以来のクライマックスを迎えるという現象なのであった。

…………しかし、この話はもう何度も書いてきた。この国は崩壊するまで分からないのだろう。30年以内に80%で起きるかもって言われても誰も騒がないに等しいのである。「だから売国政策が多いのか」なんて邪推してしまう。

どのみち存亡ならば紙幣を刷って福祉を増やしておいたほうが日本に住まう人々には良いと思われる、なぜなら今は日本の貨幣価値が高いからだ。しかし3・11の時も、起きてから蜘蛛の子を散らし、被災地や避難者についての差別発言が増え、政府東電が責任をとったとも思えない状況である。

本当にこのままで良いのだろうか。
本当に、無関心で良いのだろうか。

まともに全員に明確に語りすぎてしまうとパニックになって今の経済が混乱するからかもしれない。南海トラフ関係にある原発はどうなるのだろうか。フクイチはどうなる。パニックどころでない。未来の命と国家。

もし本当に起きてしまって、別の国になった後は、それもやむなしなのだろう。当面は納税先や言語や法体系が変わるだけだ。日本的な文化はそう簡単に変わらない。しかし、失われずに済むはずの命は助かってもらいたい。

それに、お金のことよりも、機械があってもガソリンが、人が居ても物資が、そして食料が、また非常事態になるだろう。田舎をバカにしている場合ではない。日本全体が自給自足するためにも一次産業を大事にせねばならない。

侵略されたら難民に等しい。しかし私は既に原発事故の国内難民なのであった。また難民になるのだろうか。3・11の時も、2011年1月に偶然のネット情報を見て私は「原発事故が起きる」ということを予測したものだった。

日本の最期か……、日本の最期を自分が生きている間に観てしまうことになるとは、想像したくないし考えたくもない。だが昨今の激動では、昨今のウソばかり政治では、一体本当にこの国は続くのかと思わざるを得ない。

日本の未来に、東北の再生エネルギーが役立つかもしれない。希望を託したい。いつも読んでくれる人達と、日本に居るみんなの幸せを祈ってせめてここに書き記す。

いやさか。

参考文献
かさぶた 福島 The Silent Views 2016/2/26 中筋純 東邦出版
首都直下地震 (岩波新書) 新書 – 2016/2/20 平田 直 岩波新書
南海トラフ地震 (岩波新書) 新書 – 2016/1/21 山岡 耕春 岩波新書
南海トラフ被害、20年間で最悪1410兆円 土木学会が推計 インフラ耐震化で3~4割減 日経新聞 20180607
南海トラフ地震の想定動画 ※非公式
南海トラフ地震 被害1,410兆円 国の予算の14倍 FNN PRIME 20180608
南海トラフ地震の被害想定 朝日新聞 20150908
南海トラフ地震「兆候」 対応の国指針まだ、広がる困惑 朝日新聞 20150528
南海トラフ地震に関連する情報 気象庁(情報が混乱しているが、次のリンクを読むに、どうやら気象庁を見ておくと良いようだ)⇒「南海トラフの地震にどう対応するか」(視点・論点)2017年11月02日 (木)静岡大学教授 岩田孝仁 NHK
中央防災会議 内閣府
「南海トラフ地震は、おおむね100~150年間隔で繰り返し発生しています」気象庁
南海トラフ巨大地震 毎日新聞
南海トラフ巨大地震 長期的な経済被害 推計で1410兆円 NHK 2018年6月7日【土木学会の委員会の委員を務めた、巨大地震の防災対策に詳しい関西大学の河田惠昭特別任命教授は「会社だと赤字で倒産するが、国の場合は滅亡する。南海トラフ巨大地震のような『国難災害』が起きると、国が成り立たなくなると考えるべきだ」と指摘】【「今は、南海トラフ巨大地震も首都直下地震も、30年以内の発生確率が70%から80%ほどになっていて、一刻の猶予も許されない時代に入っている。『想定外』という言葉は東日本大震災で最後にしなければならず、そのためには新たな対策を進めていかなければならない」と話し】た(引用)。
「ふだんと比べて巨大地震発生の可能性が高まっている」「新情報 知らない8割」 NHK 20180328

大阪府北部で震度6弱 毎日新聞 20180618 18日午前7時58分ごろ、大阪府北部で震度6弱の地震があった。気象庁によると、震源地は大阪府北部で、震源の深さは約10キロ。地震の規模を示すマグニチュードは5.9と推定される。京都府、奈良県、滋賀県、兵庫県でも震度5を観測した。この地震による津波の心配はない。(引用)

ざっと参考メモがてらに書いておく。地震対策につきNHKでは家具の転倒や落下への対策をと書いているのは、テレビが水平に枕元へ飛んできたりするからだ。そう考えると、地震で最初に重要なのはヘルメットや厚手の服や靴などなのかもしれない。次に水や食料。そしてトイレなど。私が地震の時に最も「失敗したと感じている」のは、「本がなだれ込んできてPHS充電器の場所がわからなくなってしまったこと」だった。

当時、貴重品だけ私は「なにか大地震あるかもしれない」と予測していたためだ(しかし当時の私に発信力はゼロだった)。とにかく充電器のせいで後々だれとも連絡がとれなくなる。ほかの人達は遠いコンビニや他のひとから借りて、大丈夫だったかと確認しあっていた。いっぽう、わたしは英和辞書や哲学そして聖書を読んでいたり、できた仲間たちと風呂を探したり店を探したり行政にお願いして対策を増やしたりした(そのため私の避難所では風呂が安定して大変早かった)。ネット回線がなくなると、いきなり家族以外で孤独になる。

その次に大変なのは集団行動である。これにはまいる。いろんな人がいる。長引く不安、寒い、腹減る、疲れて、多数が風邪をひいたり体調不良になる。そして最後に政治である。政治を改善せねばわれわれに未来はない。今やリッチたちは時々タックスヘイブンであり核兵器シェルターさえ購入しているのだから、億単位の家庭用の飛行機だって購入しているだろう。なんとも言えないこの露骨な差をわれわれは少しでも憲法25条にある通り、人としての最低限度を保たなければばならない。

大阪で最大震度6弱 地震発生時にやるべきこと・やってはいけないこと「東京防災」を使う 2018/06/18 籏智 広太 BuzzFeed

時系列でわかる 大阪で震度6弱 NHK 20180618 閲覧 激しい地震などは「想定内」になってきている昨今。身近なところではブロック塀の安全管理について要注意。ぜひとも深呼吸から準備を始めていきたい。

大阪地震で女児ら3人死亡「古いプールの壁やブロック塀は共振して危険なインフラ」地震学者 西岡千史 2018.6.18 Aera dot

すべての犠牲者にお悔やみ申し上げます。今回メディアは言うだろうか。いま稼働中の原発4基すべては西日本にあるということを。最終処分場や再エネも含め議論すると西日本や首都や日本全体にとって良い。こんな時に原発事故が来るわけで。だれか知らぬ無関心であった人々に届き、本格的な対策や準備への学びのきっかけになることを願って。

海のプラスチックごみ問題からクライシス。吉田邦吉

さわやかな陽射しに美しい自然。日本列島の大自然は素晴らしい。列島であるだけに、海洋文化は民俗学的にも素晴らしいものがある。

しかし最近では、海のプラスチック製品ゴミが、非常事態になっていることが、あまり共有されていないので、せめて私のウェブマガジンでも微力ながら周知に協力したいと思うようになった。

じっくり読んで頂ければ幸い。

昨年の平成29年に皇后陛下お誕生日に際し、だいたい、この一年を振り返って感じられたことをお聞かせくださいとの質問が記者から寄せられたことへの「ご回答」を引用する。まだ人々の記憶に新しいかもしれない。

この1年を振り返り,心に懸かることの第一は,やはり自然災害や原発事故による被災地の災害からの復興ですが,その他,奨学金制度の将来,日本で育つ海外からの移住者の子どもたちのため必要とされる配慮のことなどがあります。また環境のこととして,プラスチックごみが激増し,既に広い範囲で微細プラスチックを体内に取り込んだ魚が見つかっていること,また,最近とみに増えている,小さいけれど害をなすセアカゴケグモを始めとする外来生物の生息圏が徐々に広がって来ていることを心配しています。こうした虫の中でも,特に強い毒性を持つヒアリは怖く,港湾で積荷を扱う人々が刺されることのないよう願っています。

オランダのスーパーでは(the Dutch chain Ekoplaza in Amsterdam.)、2018年にプラスチック包装を一切使わない食料専門品のコーナーを期間限定で設置した(欧州ニュースアラカルト(2)使い捨ての包装は全廃へ 欧州のプラスチックごみ対策最新事情 毎日新聞 20180509 八田浩輔)。欧州のメディアがこぞって取材したそうだ。確かにBBCでも報道されている(World’s first ‘plastic-free’ aisle opens in Netherlands / BBC / 20180303)。

上に挙げた毎日新聞の記事を読むと、「石油由来のプラスチック」と「植物由来のプラスチック」では、自然へのかえり易さ、分解度合いが違うようだ。価格は1~2割も高い。しかし類似のスーパーは欧州主要国の都市部にあふれており、富裕層だけでなく中産階級も取り組んでいる。

世界の海岸ゴミの85%はプラゴミだとされているそうだ。「米ジョージア大などの研究チームの推計では毎年500万~1300万トンものプラスチックごみが世界の海に流れ込む。オランダに近い北海で9割以上の海鳥の胃からプラスチックが検出されたという調査報告も」あるとのこと。

このスーパーの企画立案者は、英国の環境NGO「プラスチック・プラネット」のシアン・サザーランドさん(57)だそうである。容器を変えることでの価格上昇を避けたいとも言っている。多分こちらご本人のサイト⇒A Plastic Planet。こちらTwitterアカウント「Sian Sutherland」。

思えば、欧州では環境保護団体の社会的地位が高いと聞いたことがあるような気がする。日本ではすぐ陰謀がどう政治がどうで色眼鏡にされるのとは違っているようだ。確か記憶によれば、欧米ではガーデニングが流行る理由に、自然をコントロールする基本理念があるから、その延長で環境保護がリスペクトされる。

また、今までは中国が、各国からプラゴミを受け入れしていたが、もうしないそうである。環境汚染が原因らしい。他のアジアの国々が受け入れしているそうであるが、中国ほど許容量はないだろうとのこと。この「他のアジアの国々が受け入れている」を覚えておく。

国際環境NGOグリーンピースは分かりやすいサイトを構築して周知しているようである。(ページへの直接のリンク先こちらgreenpeace

読売新聞も海のプラゴミについて記事を出している。

東京農工大の調査によると、東京湾で採取したカタクチイワシの8割から、マイクロプラスチックが検出された。別の調査では、大阪湾内などの魚からも、高い割合で見つかっている。体内に取り込まれたマイクロプラスチックは、生物の成長や生息を妨げる恐れがある。ポリ塩化ビフェニール(PCB)など、海水中の有害物質が吸着する性質があることも指摘されている。有害物質が蓄積された魚を人間が食べると、どのような影響が生じるのか。現時点では、不明な部分が多い。状況がより悪化する前に、メカニズムを解明したい。海に薄く広がるマイクロプラスチックの回収は難しい。海に流れ込むプラスチックごみの量を減らすことが、対策の基本である。政府は海洋基本計画で、マイクロプラスチック対策を課題の一つに挙げている。プラごみの大幅削減を目指す「プラスチック資源循環戦略」の策定にも乗り出す。」(引用)(微細プラごみ 海洋汚染の深刻化が心配だ 読売新聞 201805030

こう言ったら何かもしれないが、
下は3年前。上の記事は先月である。

NHKのクローズアップ現代、「No.3725 2015年10月29日(木)放送海に漂う“見えないゴミ” ~マイクロプラスチックの脅威~」では、驚愕のことが分かった。2015年10月の環境省による東京湾の調査である。以下、気になったところを箇条書きにする。

1、200トンの海水から1300個のマイクロプラスチックが見つかった。
1立方メートルにおよそ6個もある計算。

2、日本近海50か所以上で平均3個の結果が出た。
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3、それは、世界平均の30倍であった。中国やインドネシアやフィリピンなどから流れてきていると考えられている(アメリカのNGO代表、マーカス・エリクセン Marcus Eriksen, an environmental scientist, educator and author, the 5 Gyres Institute)。他のアジアの国々に受け入れてもらって、また戻ってきている、それも海に。

4、プラごみには、通常のプラごみと、マイクロビーズがある。マイクロのほうは、洗顔剤などに入っているあれだそうである。チューブ1本に数万個ある。

5、ある海鳥を日本で調査したら、プラごみが「脂肪のなかから出てきた」(東京農工大学の高田秀重教授が、海の生物を解剖し調査)

6、「PCBは、かつて食用油の中に混入され、食品公害・カネミ油症の原因となった有害物質。皮膚障害や肝機能障害を引き起こしました。石油から出来ているプラスチックは、油に溶けやすいPCBなどの有害物質を表面に吸着させる働きを持っています。」

7、「高田教授が実験で調べたところ、海に溶け込んでいる有害物質を次々に集め、最大100万倍に濃縮させることが分かりました。これを海鳥が食べると、有害物質が体内に溶け出し、脂肪や肝臓にたまっていく」

 簡単に言えば、プラごみは、有害物質を集めている。それを生物が食べて体にため込む、それを人間が食べる。

8、「東京湾のイワシを調べると、64匹中49匹から平均3個のマイクロプラスチックが見つかり」

 食物連鎖が起きて、どんどん濃縮されていく。

9、プラスチック自体よりも、プラスチックのゴミが有害物質を吸着して集めいくのが問題だそうである(高田秀重さん 東京農工大学教授)。

10、最大100万倍も吸着して、それが人間のなかで排泄されずに残る。

11、どのように有害になったか。「室内実験では観測されております。アメリカでメダカにプラスチックを食べさせて、そのプラスチックには有害な化学物質がくっついていて、それを3か月食べさせ続けると、肝臓に腫瘍、あるいは肝機能障害が起こるというようなことが、アメリカの研究者によって報告されております。」

12、PCBという有害物質以外で、油そのものや流出した石油や、過去に造られた農薬DDTも吸着する。

13、PCBは1960年代に工業製品として使われたため先進国の海で濃度が高い。今も海泥のなかに堆積していて、それをプラごみが「ヨーヨー」のように取り上げてしまうのかと考えられており、それをヨーヨー効果と呼んでいる。

14、下水処理システムではマイクロビーズの流出を処理しきれていない。

15、アメリカでは2015年にレジ袋禁止。

16、群馬大学の粕谷健一教授は、環境中で完全分解される生分解性プラスチックを研究している。

17、「3R」が唱えられている。

 リダクション(削減)、リユース(再利用)、リサイクル(再循環)。これは前に服部美佐子さんの本で読んだことがある。リサイクルを調べる (地球の未来とゴミ学習) 単行本 – 2005/6 服部 美佐子 さえら書房 これを読んで私は郡山市コミュニティFM「KOCOラジ」で話したことがあった。この本は13年前である。今でも使えるアイディアが詰まっている。

18、ペットボトルのリサイクル率は高いが利益にはなっていないため、使えば使うほど税金がかかる。

19、日本ではレジ袋を1人平均300枚も使う計算になる。

以上。

食卓に、すでにプラスチックと放射能は、あがっているのかもしれない。ケミカルは当然あがっている。それは、資本主義で発生してきた戦争に由来する「石油と原子力」がシンボリックだ。金銭。そういった人工的なこと、人の行うことが、海、土、空気、建物、生態系、食物など、あらゆる「環境」に及んで、人に戻ってきている。

* 

プラスチックとは何か。
リフォーム用語集(コトバンク)

「主に石油を原料とし、加温した状態で粘い流動性を示し、所定の形に成形できる有機高分子物質のなかの天然樹脂、合成樹脂の総称。合成樹脂およびそれらの成形物の事を指す事が多い。ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンが四大プラスチックとよばれ、世界の生産量の60%以上を占めている。また、ポリカーボネートやポリアセタール樹脂などは、一般のプラスチックに比べて丈夫で、耐熱性や耐久性に優れている。」

日本大百科全書(コトバンク)

「セルロイドは1868年にアメリカのハイアット兄弟によって発明された。日本でも1905年(明治38)から生産され」ているのが始まりだ。「日本のプラスチックの生産量は1955年(昭和30)に10万トンを超え、それ以降急激に増加し、1970年に500万トン、1981年には700万トンに達したが、それ以降の伸びは鈍化し、1999年は1460万トンであった。金額では日本の化学工業生産の約25%を占める。」(垣内 弘)

わたしは、原発事故で避難した翌年の始め、いわき市の、とある工業団地にて、一人でゴミ拾いをした。当時の理由は市と郡の友好のためだが、道を歩いていたらゴミだらけでがっかりしたのもある。やればやるほど、自然から「ありがとう」という声が聞こえてくるようで、「いやいや、ごめんよ」と、よく内心で会話して嬉しかったものだった。そのぐらい爽やかな気分になった。

いわき市の道沿いでも行い続け、最終的には軽トラの荷台が一杯になった日もあった。その時ちょうど軽トラのエンジンをあれしてしまい、近隣の市民のかたに助けてもらったこともあったり、いわき市民の女性から珈琲を頂いたり、しまいには公務員だと思われていた。この髪形で(笑)

最近またその工業団地ではゴミが増えだしていた。とても心配している。ゴミを捨てて居るのは都会だけではない。自然が美しく、広大な土地だからこそ、「少しなら捨てて良い」が集まってしまって大量のゴミになっている。しかも大体だれが捨てて居るのかは、そこに行けばおおむね、企業の名前まで分かる。

私の家では妻の影響で、マイバック、マイ箸、マイコップ(会津ノダテマグ)や水筒は、日常である。むろん完璧かと言われたら分からない。まだまだ私も学び続けて行きたいと思ってこの記事を書きとどめておきたいと思った。それに、「奪われし未来 Theo Colborn 翔泳社」などもぜひとも読んでもらえれば幸いだ。ノンフィクション形式であり、思ったより読みやすい。

ここでお分かりだと思うが、「放射能の汚染」についても考えて頂けると幸いだ。ゴミは目に見えるものだけでない。マイクロビーズのように、簡単には見えないゴミもまた、人体に影響を及ぼして大問題なのである。

人のことをTwitterで晒しあげて「左翼」「反原発の人」「反基地」「フクシマ人」だのと、他人をイジメ差別している場合ではない。安全安全と叫びまくるような都合のいい科学は偽りの倫理を語るが、本当の意味での倫理や道徳を知っていて言わない。

しかし人が悪口を言っていることに関わるよりも、まずは出来ることから着実に学びの機会を増やしてみることが大事なのだろうと考える。

たとえば、上にあったように「他の地域が汚染を受け入れしても、結局は自分に、はね返って来る」ということを忘れないで頂きたい。中間貯蔵施設や原発事故のことも、もっと思ってもらいたいのである。関係ないでは済まされない。無関心な復興ムードすらも聞かれなくなった。(参考 福島第1原発の作業員死亡 嘔吐後に倒れる、死因不明 東京新聞 20180606)。

最近ではテレビにて「ミツバチと農薬」が報道特集で、放送された(20180526)。こちらも非常に大問題であり、なんら笑えない深刻な危機を迎えるかもしれないからこそ、放送されたのだろう。ミツバチの働きは食卓のかなりの割合の食品をカバーしているらしい。すでに国内は裁判沙汰になっている。

「科学と宗教」を描いた「ダヴィンチ・コード」で有名な作家のダン・ブラウンは、人工知能AIの問題について、科学者は倫理を学ぶことが必要だというようなことを言っているのを最近テレビで見た。私は小説ではなく、映画で観たが当時とても面白いと思った記憶がある。

問題はプラスチックや電気や農薬だけに限らない。最近では種子に関することも大問題になっているが、他にも、PM2.5や排気ガスさらには、実は室内にすら化学物質はあるそうなのである。平成29年度の厚労省の議事録には、難しい名前のケミカルが山ほど出てくる(2017年4月19日 第21回シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会 議事録 医薬・生活衛生局医薬品審査管理課化学物質安全対策室

あらゆる化学や科学が、国策的に工場や商業を持っている。そのひとつひとつが、人・資源・自然の犠牲の上に成り立ち、最終的には自分の犠牲が訪れる場合がある。まずは面白いものから考えるで良いから、始めて見る事が大切だ。

なぜなら資本主義経済とは、過剰生産によって進む面があり、私人(この場合は私企業)の行為を同じ私人が規制することは、政治や法律でない場合では困難である。ひとびとの消費行動の選択によってこそ淘汰されていく。言い換えれば、倫理的な広い意味での責任が自分にもあるということだ。そうして、

無関心や間違いを怒らないから、今日から、時おり、
自分たちの平穏を、本当の意味で思い続けてもらいたい。
あなたの平穏はわたしの平穏である。

人類がチェックメイトする前に
次に読むべきは、時間があるときこちらをぜひ。

参考記事

1、第1回 忍び寄るマイクロプラスチック汚染の真実(文=川端裕人、写真=内海裕之)ナショナル・ジオグラフィック
2、プラスチック汚染 写真で見る国際公害問題 BBC ニュースジャパン
3、プラスチックごみ問題 アジアの責任は? ナショナル・ジオグラフィック
4、使い捨てプラスチックの削減を、米版編集長が声明「地球かプラスチックか(Planet or Plastic?)」長期キャンペーン開始 20180601 ナショナル・ジオグラフィック
5、プラスチックごみいっぱいの川 Voice of America 20180606
6、イデオネラ サカイエンシス201-F6株(Ideonella sakaiensis 201-F6)、”未来へのバイオ技術” 勉強会「バイオ素材百花繚乱9~容器包装と物流のエコイノベーション」、『PET分解菌の発見と分解に関わる酵素の解析~リサイクル効率化への展望 小田 耕平 氏(京都工芸繊維大学 名誉教授) 演者らは、PETボトルなどの原料となる合成樹脂ポリエチレンテレフタレート(PET)を分解する細菌を発見、特定し、発見場所の大阪府堺市にちなんで「Ideonella sakaiensis (イデオネラ サカイエンシス)201-F6株」と命名した。(引用)』、JBA、バイオインダストリー協会、20160808
7、Is there hope for Pasig River rehab? Microorganisms can help Rappler 20170617(in English)
8、「魚や貝を通じてプラスチックを食べている」という研究結果が明らかに 2018年6月14日(木)松岡由希子 Newsweek Japan
9、Biodegradable Bags – We need this 201804 FB
10、Sea salt around the world is contaminated by plastic fibers – Hashem Al-Ghaili 201804 FB
11、コスタリカ 生分解性プラスチック Costa Rica Biodegradable plastic FB