鏡石町松葉屋さん@丸の内行幸マルシェ

丸の内行幸マルシェ×青空市場」に行ってきました。
毎週、金曜日11:30~17:30まで、東京駅前・行幸地下通路で定期開催されており、全国各地の食材を生産者が販売しています。

通路両側、約20店舗のブースに野菜やくだもの、農水産加工品、パンなどがずらっと並んでいます。
いちばん先頭のめだつ場所に福島県鏡石町松葉屋農園さんのブースがあり、旬の野菜やいちごが所せましとおかれています。
早朝、ご自分の農園と近隣の農家さんからよりすぐったものを運んでこられるそうです。
(もちろん、全品放射能測定不検出品です。)

お忙しい中、松葉屋代表の今泉文克さんにお話をうかがってきました。
この丸の内マルシェがはじまった頃(2004年)から出店されているそうで、震災以前は銀座付近のホテルやレストラン、高級スーパーに野菜をたくさん卸していたとのこと。
鏡石町の野菜は、東京の高級外食の食材をかなりまかなっていたそうです。

震災・原発事故で一時、生産をやめることを余儀なくされ、その後、復旧するも離農する人が増えたりで、規模をずいぶん縮小されたとのこと。

昔は、鏡石町は農業生産がさかんだったけど、今は4000戸のうち、100戸が専業農家で、300戸が兼業農家だそうです。
一次産業離れは全国的に言えることで、農業生産だけでは生活できないので、後継者がいない。食料自給率を考えるとすこし不安になります。
今泉さんは、生産農家であり町会議員さんでもあるので、TPPのことなども心配されていました。

鏡石町では、田んぼアートという面白いイベントをやっています。
今日と明日は、そのアートのキャンバスとなるたんぼでの田植え祭りがあるそうです。
こういった農を取り入れたイベントが町おこしとして成功していることが、消費者側の農業に対する見直しになればいいなあ、なんてことを思いました。

丸の内マルシェの今泉さんのところには、リピーターのお客さんたちが「おとうさ~ん、あれ美味しかったよ~。」とか言いながらひっきりなしに訪れて、いい空間でした。
売ったり買ったりという関係よりも、友だちのような人とのつながりが楽しいんだ、とおっしゃる今泉さん。また、「ここで売って恥ずかしくないものを持ってきているんだ。」という福島県の生産者としての意地もちらっとかいまみえました。

私もいちごやアスパラガスやうるいなど購入して帰りましたが、そういう経緯をへてやってきた野菜たちが美味しくないわけはないのです。
鏡石町、行ってみたいところがひとつ増えました。松葉屋、今泉文克さん

松葉屋、今泉文克さん