こんなことでは平和なんておぼつかない

伊藤です。
わたくしごとで恐縮です。

先日のこと、所用で外出する直前に、図書館から借りた本の督促が来ていたのを思い出し、居間につんであった本をかきあつめておりました。

机のわきには、たたんでいない洗濯ずみの衣類が置いてあり、一部、本の上にかかっていてジャマであるし、時間も迫っていたので、「んもぉ~」とイラついてひっぱり出しました。

したところ、それまで見送ろうとしていた家人は、急に自室にひっこんでPCを見始めたのです。そして、わが家では長時間の外出の際、玄関にて「行ってらっしゃいチュー」をするという不文律があるのですが、それもナシでした。

うーむ、なんか感じ悪い。
考えてみると、わが家では、洗濯は家人の担当業務であり、洗濯ずみのものをたたんで収納していないことに私が腹を立てた、と家人は判断したのでしょう。

家人にしてみれば、返却する本を事前に準備せず、外出直前にバタバタする方が悪い、
ましてや、ふだん洗濯ずみの衣類が放置してあることは日常茶飯事、私の態度は不当である!という抗議の態度であったのでしょう。

家人の報復に対して、私がこれまたむかつき、帰宅してつんけんした態度をとる、土産の一つもない、というような報復への報復が繰り返されていくと、血をみるような抗争後戻りできない事態に及ぶやもしれません。

こんなことでは、日頃、戦争法案サイテー!とか言っている私ども、世界の平和をめざすなんてとても言えたものではない、と自省したわけです。
どうすれば、報復の応酬が避けられるのか。

もとは私が悪い。→しかし、人間ができておらないので、イライラして間接的に家人にあたった。→家人は報復として、見送りの儀式を行わなかった。
という一連のできごとは、数分間に起こったことでありますが、お互いにことばには出さずとも感情を察知しました。

あ、話し合わなければいけなかった、と思い至りました。
私がイラついたとき、家人はそれをはっきりと問いただす。そこですったもんだ私が言い訳しても、己の未熟な行動が人を不快にさせたことは判明、そいで陳謝する。
さすれば、家人は報復をせずともすんだでしょう。
これは国家間でも言えるのではないか?
まあ、国家になるとメンツとか外交的駆け引きとかあるので、ごめんね、うんOK、ではすまないですが、「議論を尽くす」ことが基本なのは同じだと思うのです。

人間は未熟です。間違いも蛮行もありましょう。法や契約で縛ったとしても、感情はいかんともしがたい。しかし、話し合うことで見えてくることがある。迷路のようにいりくんだ問題が明確になることもある。そんなことを思いました。

(蛇足:わが家ではふだん、禍根を残さないよう、小さなことでも必ずその場で話をして解決することに心がけていますが、このときは私に時間がなくて、こんな状態に陥りました。 家訓「準備ははやめに」、「議論を尽くす」^^)