吉田 邦吉

吉田 邦吉 について

CHIEF EDITOR ▼Yoshida Kuniyoshi /facebook / website / Amazon/ 国内外からウェブサイトは約40万訪問者数がある総合雑誌WELTGEIST FUKUSHIMA編集長(紙媒体としては少部数発行)。 民俗研究者、再生区域農地関連公共事業者。日々15kmマラソンとシャドウB、木刀が趣味。禁酒禁煙。20言語学習。中大法学士(刑法)。文化庁支援事業や横浜美術館で学芸員と講師登壇。福島県立博物館会津三十三観音巡礼講演満員。編著、現代書館、等。致知でエッセイ受賞。雑誌全17巻通販常時受付。新刊『復興事業日誌』。NHK BS1 スペシャル (+ world premium)「福島タイムラプス」(出演)が全日本テレビ番組製作社連盟ATP賞テレビグランプリ優秀賞、ニューヨークでも受賞。 I have been at Maui county in Hawaii in the US for 3 months in 2011. I have traveled Greece in 2013. I have an account on "hearthis" to practice speaking English and to lecture folklore etc. on YouTube in Japanese. My job is a public enterprise of agriculture at off limits area in Fukushima. I'm a former principal tutor of my small private school until 2011 and I'm a forced evacuee, but continue to live here because no problem nowadays. We have rationality and scientific knowledge. My hobby is to write an essay, study many books, marathon, shadow boxing, and wooden sword, see a movie and YouTube. I'm on the wagon, non smoking. Study 20 languages. Jurisprudence. I appear on a film, which is called, "Fukushima Timelaps" by NHK, it's broadcasted in Japan many tims and NewYork.

予約注文の受付開始

あの大震災から10年間が経ちますね。


「3・11後、福島に初のクサノネで創刊された総合雑誌」『WELTGEIST FUKUSHIMA』(ISSN-2189-4639)を地道に続けています。

印刷発注の部数をおおまかに決めたいので、予約注文を受け付けます(※定期購読の申込みも受付ています)。

この度は3冊を発行します。

・18号
「福島インタビュー集」です。2013年から吉田邦吉がライター時代に取材してきたものも含め掲載できました。ページを開くと、過ごしてきた時々の歴史がよみがえるようです。こころより御礼申し上げます。

横浜で戦争体験の押部禎一さん、奥会津の菅家藤一さんと三澤さん、いわき市のTo overflow evidenceさんとAOWさん、福島県岩瀬郡の山内尚子さん(寄稿含む)、北海道(以前いわき市)の勝部高志さん、大熊町の渡辺恭延さん、郡山市の鈴木清一さん(寄稿含む)、喜多方市の蛭川靖弘さん(寄稿)、会津若松市のマギーさん。

・19号
2017年、栃木県益子町へ、吉田邦吉と吉田博子が「旅」をしたものと、環境デザイナーの廣瀬俊介さんと吉田邦吉が「対談」したものです。当時から日記を始めていたので旅日記帳があり、そこから書けました。対談の部は紙面用に仕上げました。

対談イベントに友達も沢山来てくれて涙が出る思いでした。新しく益子での友人知人もできてありがたく、いろいろと学びになり励まされる本です。陶芸家の岡本芳久さん岡本有希子さんご夫妻にインタビューした記事もあります。こちらは頁数が多いので文庫になります。

・20号
みんなで続けている共同執筆号です。今では発行ペースがゆっくり不定期になっていますが、10年に際して出すことができました。表紙は吉田博子さん初デザイン。

著者は、古屋礼美さん、果南子さん、渡辺久仁子さん、稲山聖修さん、堀崎剛志さん、そして、皆様ご存知の雑誌ウェブサイトに名前の掲載があるライターのなかで原稿が今回ある人達です。こうして出来上がると、みんなで出す号はたのしいなと実感します。

価格
18号 550円(写真の右)
19号 820円(写真の左)
20号 550円(写真の真ん中)

送料の目安
http://weltgeist.info/?page_id=3815

※お知らせ
じきにウェブサイト移転します。
当面は併存します。
(旧)http://weltgeist.info/
(新)https://5febfce53953c.site123.me/

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Ordinary Fukushima

Good morning, everyone. I’m a forced evacuee in Fukushima after that 2011 nuclear power plant’s disaster, but live in Fukushima and work inside off limits area (no go zone). Because of no problem nowadays. 

My name is Kuniyoshi Yoshida, who has been in Hawaii for 3 months in 2011. I hope you don’t misread it as other names and you don’t misunderstand Fukushima in many fakes or exaggerated expressions or old facts by political propagandists with a Geiger counter.

This monitoring post indicates 0.152μsv/h in Ogawara area in Okuma town in Fukushima. They are official figures. If you try to seek more ones, you can. But calculation of radiation exposure is comprehensively done daily, not a part of it at a specific place.

Incidentally, Ogawara area is not off limits area nowadays because the figures data is almost normalized comparatively with the world. I work at Shimonogami area in Okuma, but the off limits area is also finished soon because of decontamination is getting done.

I’d like you never to misunderstand other people from outside Fukushima as people in Fukushima. Of course, everyone in Japan has a right to express any things, but as is often the case with political activists as you know, Fukushima is a target by irresponsibility for 10 years. 

They say like “Scientists are bad,” but those counter or test radiation machine made by scientists. They say like “Scientists don’t try to know feelings of victims.” I think, even if they not, the thing differs from whether they work as their professional knowledge of nuclear.

Therefore, a nuisance is a nuisance, although I know many people have their opinions. For example, one right information is that “Israel removes import restrictions on food products from Japan” (Mainichi newspaper on Jan., 29th in 2021). 

Surely, I don’t intend offensively checking other’s opinion. We just have a right to become happier everyday undisturbed. Our place is never a place for political activists who wants to be famous and express a fake etc. We want to live ordinarily as the same as everyone. 

Finally, however, it is also a fact that we have tasks that we must resolve for the time being. I believe in what we will overcome step by step. We are doing well. We give a welcome to anybody who likes Fukushima. Thank you for reading. Have a nice day.

あれこれCMの話2 吉田邦吉

このあいだ、大熊に関するエッセイで産業の話など良いじゃないかと書いた。その続きが実はこのCMの話だとお気づきになられたかたは、いないだろう(CMの話1こちら)。ひとことで言うと、産業やCM映像を民俗と捉えて、学とする。茶の間で妻とテレビを見ていて、けっこう楽しい時間を頂いているのである。

キウイが喋っている。じゃがいもと間違われたりしながらキウイたちの冒険が続いていて面白い。今回は鍛えてないキウイたちがふらふらになってトレーニングなんかしていて、どことなく、七転八倒な自分の日々も重ねてしまい、ほっこりする。バナナもオレンジもリンゴいる。CMの枠を超えたミュージカルテイスト。そう言えば福島県双葉郡大熊町の特産物には、キウイもあった。

「がんばろうとして、だけど情けないほどに失敗して恥ずかしそうな顔をして、なにかと転んだりしている、そういうすがた」は、胸を打つ。平成末期から令和初期のSNSではあまり見かけないかもしれない。

いつの間にか、より庶民的で人間模様が分かるはずのSNSのほうがいわゆるCM的な形式性を帯びだしていて、よりスマートにビジネスライクなはずのCMのほうがより庶民的で人間模様を知らせ楽しませてくれている。つまり、逆転現象が起きていることもあるだろう。

また、北海道のジャガイモたちも自分たちのCMを作るべきかと存ずる。

ゼスプリ キウイ TVCM 2020

2020年の3月ごろは、『100日後に死ぬワニ』(作 きくちゆうき)の動画がすばらしかった。歌のコラボレーションは、いきものがかり、である。

命の危険を連想させる「コロナ禍」と、「死」という言葉の入るタイトルの作品のリアルタイムで流れる時期が重なってしまい、ネットでは少し炎上もしたようだった。

たほう、リアルタイムで少しずつ作品が流れていくと、同じ時間を共有しているという共時制が高まって、人々の青春感といった思い入れも芽生えてくる。それが現代の作品として存在することの重要さでもある。それはSNSの特性でもある。

作品を見たら、不謹慎というのを超えて、一つ一つの今を大事にしようと思った。友達むろん、青い空、桃色の桜、緑色の草、茶色の道、アスファルト、ゲーム、どんなことでも本当に大事なことなのである。

映像を再生してみてほしい。最初に出てくる言葉は「生きる」。ただその時間、季節、年月を過ごしてきた、なんら特別な優秀性などなく、ただそのことの尊さに、涙が自然と溢れるような、すばらしい作品になっていることを確認するであろう。

これは何を宣伝しているのか?「生きる」こと。

短くまとめてある

5月中ごろ、にゃんこ大戦争というノホホンとした歌声の、猫ゲームのコマーシャル映像『にゃんこ音頭』がテレビに流れていて癒された。20代後半に自分はしなくなったがそれまでは何日も連続でゲーム三昧なこともあったのを思い出す。何日も連続で音楽三昧でもあったが。

にゃんこ大戦争のテレビCM『にゃんこ音頭』篇 にゃんこ大戦争7周年TVCM 第2弾 PONOS 直リンク https://battlecats.club/7anniversary/ PONOSのトップページ https://www.ponos.jp/

ネコでも人間でも、ゼスプリのキウイのように擬人化された物体でも、集団で踊っていると何だか可愛らしい。また、歌声の脱力感といったらたまらない魅力があり、ちょっとしたクセになる感じすらある。

この集団性のすごみを言ったのは農具に関しての宮本常一であろう。かれの尽力がいかに凄まじかったかはわたしもまだ学習途中であるが、このような「アニメ・シンプル・かわいい」は宮本さんの時代にはまだ無かったかもしれないと今のわたしは推測しているが、たとえばお雛様の飾り又は民芸品「あかべこ」など「かわいい物の集団性」などはあっただろう。

「和太鼓」と「集団」と「アニメかわいい」の「お祭り」だ。いかにも現代日本的であり、アニメ文化の隆盛が一般的なテレビCMにまで文字通り躍り出てきた。丸に三角に点2つと鼻ひげ口のU3つと手足おわり大変シンプル。

こういうイラストは、江戸時代などなら恐らく「へのへのもへじ」であろうし、平安後期や鎌倉時代初期なら『鳥獣戯画(チョウジュウギガ)』があるだろうから、繋がりは定かでないにしても、文化的鉱脈があるとは思われる。

最近のむかしならば、教室ではおとなしい少女少年たちのノートの片隅で踊っていたキャラクターたちであろう。それがいつの間にか漫画を賑わせ、文字情報ばかりのネットに表情を与え、テレビになって、花が咲いている。

つい日本すごいと言いたくなるが、本当にすごいのは教室の隅っこなのである。そんな少女少年たちの未来がこれからも花咲くことを祈りながら。

通巻17号 復興事業日誌 著:吉田邦吉 2020.10 初文庫

単行号(通巻17号)
2020年10月発売開始「復興事業日誌」(Fukkou Jigyou Nisshi)
126頁、定価1000円  ISSN 2189-4639

『復興事業日誌』 吉田邦吉 総合雑誌WELTGEIST FUKUSHIMA 通巻17巻 2020.10発行
『復興事業日誌』 吉田邦吉 総合雑誌WELTGEIST FUKUSHIMA 通巻17号 2020.10発行

解説
 2011年3月11日、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故により著者は避難して9年目となった2019年春頃に新たに始めた、区域内部での農地関連の公共事業と思想そして日々の学習を10年目の2020年途中まで記した。直接当事者の記録は次々しなければ間に合わない。放っておけば消えてしまうだろう。ゆえ、自ら記録していき、少部数だがここに発行する。
 また、初めての文庫サイズによる出版を実現できたことで、大幅なページ数の増加(今回は約3倍)を達成することができた。

執筆・編集・発行
 吉田邦吉

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定価1000円

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ロシア語を考えてみる【バーブシュカとバブーシュカの同異 ~Бабушка / Babushka~】吉田邦吉

みんなむかしは赤ん坊だった。

ある言葉、Бабушкаというロシア語がある。「お祖母さん」という意味だ。英語だとGrandmother。このロシア語の発音を日本の一部では「バブーシュカ」と言っていて「お婆さん」の意味で使っている。

たとえば『バブーシュカのおくりもの』(著 サンドラ・アン・ホーン 日本基督教団出版局)やチェルノブイリ関係の記事である。しかし、Sandra Ann Hornはイギリスの作家であり英語で記している。また、日本語のバブーシュカはGoogle検索結果だと「スカーフ」が出てくるのだ。

さらに、ロシア語学習の教科書では「バーブシュカ」なので、日本のロシア語話者の間ではバブーでなくバーブだということだから、わたしは疑問に思っていた。インターネットで十人以上のロシア語を母語とすると思われる人達の発音を確認してみてもバーブシュカであった。つまり、音のほうはバーブが本来なのだ。

コトバンクのデジタル大辞泉(小学館)で「バブーシュカ」は『《「老婦人・祖母」の意》女性が頭を覆うのに用いるスカーフ。三角形に折り、あごの下で結ぶ。レース編みで三角形に作ったものもある。』つまり、日本語としての「バブーシュカ」が老婦人やスカーフというのは相当に多数の人達が使用しているだろう。

老婦人とスカーフの話が出てきた。なぜなのか。おばあさんがスカーフしているからかもしれない。いずれにせよ、バブーシュカと発音する理由が分からない。JFKのWikipediaにバブーシュカ・レディーという項目を見つけた。ロシアでおばあさんがしているようなスカーフをしていたからそう呼ばれた女性がいるらしい。

想像するに、ロシアのおばあさんの写真を「こちら、バブーシュカ」と指さした場合、見ているほうは「これら多くの老女性がかぶっているスカーフのことだわ」と誤解しやすいかもしれないので、JFKや指差し会話によって広まった可能性がありえる。

wikiから書籍へ確定作業をしないが、とにかくこれは英語だ。英語で「babushka lady」という言葉があると分かった。英語でbabushkaはわたしの英和辞書にも掲載されていた。その発音が、バブーシュカであった。ロシアの老婦人、おばあさん、女性用スカーフとある。

この説明だと、「祖母」でなくなっているかもしれないが、日本の一部で使われているバブーシュカの意味合いと一致する。すなわち、日本のバブーシュカは英米……例えばアメリカナイズドという「中継地」を通していて、意味が揺れている気がするのだ。ちなみに、小学館は3つとも入れた。

いや、最初からロシア語のなかに全ての意味があるかもしれないが、発音だけ、アメリカに渡ったときにバブーシュカになって、日本に入ってきたのかもしれない。

いずれにせよ、バーブシュカとバブーシュカは「発音」が最も異なり、その主な意味としては、前者が祖母であり、後者が老婆またはスカーフなのであろうが、日本の一部ではバブーシュカがアメリカと同様、おばあさんやスカーフの意味でよく使われる。

しかし考えてみれば、日本でも、だれかが「〇〇祖母(ばあ)さん」と自分たちの身内を指して言う場合に、それを聞いている周囲の人達つまり地域のあいだで、「〇〇婆さん」の意味で、違う意味だが同じ音として、「通用する」ということがある。だから1つの音に2つの意味があるという、本来的な単語の使用のされかたかもしれない。

まあ、ロシア語を考えるというだけのことだから、あまりに細かいことは専門家に任せたいし既に書物があるかもしれないが。ついつい深夜までバブー、バーブと、赤ん坊のように言葉を思っていた。パパ、ママ、father, mom, 母、婆、……言わせたものもあるだろうが、赤ちゃんの声がそう決めたのかもしれない。

ある海外のジャーナリストによれば、大人たちが憎悪しあっていたり、そういう争いの荒れた言葉にまみれている日々が長いと、こどもたちまで理由なく憎悪感情をもってそう行動するようになるという。よくないことだ。

みんなむかしは赤ちゃんだったんだから、みんなの声はもともとは全部バブーとかバーブぐらいだったんだ。いまもそれとなにが違うのか。

いや言葉という宝の持ち腐れ、大人は赤ちゃんに劣っているのだろうかと争いごとを見ていると思わなくもないが、おばあちゃんからしたら赤ちゃんの泣き声みたいなものかもしれない。

最後になるが、これを書いたあとに、手元にあるロシア語辞典を調べてみることを忘れていた。調べてみたら音はバーブシュカであり、意味は、祖母であり、老婦人であった。よってロシア語ではスカーフ無しである。じっさいバーブシュカは多くがスカーフをかぶっているので、いわゆる一般的な印象としてのおばあちゃんに含まれている扱いだろう。

さらに言えば、アクセントには長短や強弱そして高低という多様性があり、バにアクセントを入れてバーブと言っていても聴きとるほうからするとバブーというように伸ばしているように聞こえる場合もある。つまり音やローマ字表記で英米に輸入されてそうなった可能性もある。

なお、「姑一人で鬼千匹」とも日本では言う話もあり、ロシア語にはBA BAという言葉もあり、おまけに、このロシア語のバーブシュカの綴りを見ていると、「Baby」に見えてくるから、とことん不思議だ。

※この単語の歴史について詳しいかたいらっしゃればメールフォームにてご教授ください。

※SNSで友人がこれを教えてくれた。音そのままで曲名を綴っている。わたしの文章から連想すると「老婦人」が「熟女」と解釈され、恋愛に海千山千が「秘密の女」そして「スカーフで隠す」というイメージでバブーシュカという曲にしたようにも歌詞が読める気がした。

Kate Bush – Babooshka
https://www.youtube.com/watch?v=6xckBwPdo1c