東浩紀さんによる、投票棄権論者の声を集めたいについて 吉田邦吉

 その記事こちら
 「今回の選挙、くだらなすぎる」 投票棄権の賛同署名を集める東浩紀さんの真意とは?「コストも時間もかかる選挙をこんな形でやるのは、国民の財産を毀損する」2017年10月10日 09時11分 | 更新 2017年10月11日 08時39分 関根和弘 ハフィントンポスト
http://www.huffingtonpost.jp/2017/10/09/hiroki-azuma_a_23237074/

 最初の部分を引用する。

 開始

(聞き手)
―インターネットの署名集めサイトで、衆院選の棄権に賛同する人の声を集めていますね。署名の目標数5000に対し、すでに4500以上が集まっています。

(東浩紀さん)
「選挙に行きたくない」とか「棄権」とかって言うと、多くの人が「いや国民の義務として投票に行くべきだ」とか言うわけですね。もちろんその通りです。しかしですね、その前にこの選挙が必要だったのかってことをちゃんと考えなきゃいけないと思うんです。

選挙が始まると本当に「お祭り」状態になるので、マスコミもネットもどこに入れるんだってことばっかり考えるわけだけど、そもそも選挙ってのは、お金も時間もすごくコストがかかるわけですね。

今回であれば、600億円を超えるお金がかかり、それだけではなくて人々の時間も取られる。例えば、地域の秋祭りなども中止になっていて、そして新聞なども紙面がずっと選挙関係の記事で占められる。日本社会全体が「開店休業状態」になるわけですよ。

じゃあ、そこまでして一体何を問うはずだったっていうのが、もう既に消えてしまってるわけですね。だからこそ、こういうことはおかしいだろって、国民はちゃんと声を上げることが必要だと思います。

ところがTwitterで1人でこういうこと言っていると、「いや国民なんだからまず選挙行け」とか、「選挙始まっちゃったんだから、とやかく言ってもしょうがないだろ」みたいな声しか来ない。

やっぱりちょっと数を集めて、そういうことを思ってる人が多いんだよってことを可視化しようかなと思って署名活動を始めました。

今回の選挙はつまらない、くだらないと思う事は全く間違ったことではないと言いたい。もちろん、選挙に行ってもいいですし、僕だって行くかもしれないけど、国民が「間違ってる」ってことをちゃんと言わないと、同じことが何回も繰り返されるってことですね。

 以上(※丸括弧筆者)

 東浩紀さんが投票棄権論の人達の声を集めたいという意見には思考がある。棄権せよとは言ってないように見える。それなのに、どうして棄権論者の話を聞こうともしない外野が「クソ野郎」だの「インテリぶるな」とかを議論が白熱する前から言うのだろう。人の悪口ばかり言う前に文をちゃんと読んだうえでどんなところを批判したいのかはっきりさせたほうが良い。みんな選挙に感きわめて投票へ行く道徳とか僕にも無理である。道徳は怖い。前向きに選挙が楽しいとかも思えない。ものすごく辟易している。棄権したいぐらい政治には腹が立っている。今の政治に信頼ないと思う。選挙期間になるとその時だけの政治家、その時だけの活動家が、インターネットで何か騒いでいる。被災地は孤立の静寂が支配している。

 一所懸命に選挙応援している人達は偉いし立派だが、棄権する自由を認めなければ、逆に、投票して政治を暮らしを良くする自由も選べない。投票しないと悪口まで言われて押しつけられる理由はどこにあるのか。風評被害の議論と似ている。言えば風評被害、死ねば自己責任。買えば非国民、買わねば非国民。けっきょくインターネット政治論壇の一部は思想に関係なく文も読まずに、悪口ばかり投げて排除ばかりしているのではないか。そういった言葉を是とする雰囲気は本当に前向き感覚なのだろうか。近寄りがたい。復興とか戦中とか、いろんな小さな声を押しつぶしてきただろう。棄権論者の声を無視して棄てる又は投票することをこてこての正しさで押しつけて良いのだろうか。それこそ投票しない方向へ進めているように見える。

 ぜひとも4500人も居る投票棄権したいぐらい辟易している署名者たちの声に耳を傾けたい。福島の仮設住宅で以前、ある選挙について避難者の中高年層に話を聞いたことがあった。詳しくはヴェルトガイストフクシマというこの雑誌の(紙媒体のうほう)2号に掲載してあると記憶している(いま手元にないので間違っていたら申し訳ない)。その場で数名の女性たちに聞けた話である。むろん避難者の全員でもなければ、人だから常に同じ意見でもないだろう。そのとき聞いた感触では、口を揃えて絶望を語っていた。ぽつりぽつりと語られる孤立や悲しみの話を僕はただ聞いた。彼女たちが棄権論者かどうかは知らないが、少なくともここにはある種の相似性が見受けられる。

 ただし僕は護憲論であるから、もしできるなら、戦争の辛い経験から公布され、世代を越えて守られてきた今の憲法を守りたい。たとえ押しつけ改憲されても、地道に今の憲法への理解を増やして戻したいだろう。放射能汚染も困った。被災地の現状は苦境のまま酷い。自主避難者への悪口も酷い。農家への悪口も酷い。だから投票も仕方なく行くが、本当はこんな政治でこんな政争ばかりでこんな選挙では、面倒くさくて行きたくないとも思ってる。絶望だ。民主主義が熟成しているように思えない。どうして選挙に対して一所懸命な前向き感を押しつけて色分けしたがるのか。邪魔しているわけでないのだから、後ろ向きが居たって良い。福島の復興でも常に明るく頑張る被災者イメージを押しつけられるのと似ている。

 本当に優しい社会を育てたいなら、もう少し大らかな目線で語り合いませんか。
 少し落ち着いて耳を傾けませんか。

 

※追記
 この文を書いたあと、師茂樹教授のツイートを知りました。
 参考にリンクのみ添付しておきます。
 https://twitter.com/moroshigeki/status/917946380110381057
 https://twitter.com/moroshigeki/status/918721703093485568
 https://twitter.com/moroshigeki/status/917922655398797312
 https://twitter.com/moroshigeki/status/917920108105801728

以上

 今回の問題は、先に棄権論が大々的に分かりやすく取り上げられたので炎上しているようですが、もし先に「投票すると、こう良いことがありますよ」という話を、漠然としてではなく、分かりやすく取り上げることができていれば、かなりインターネットの反応は違っていたのかもしれないと思うことがありました。

 わたしは昨日も若者に「選挙?ああ、面倒かもしれないけど、こんなご時世だから、投票に行ったほうが良いよ」とオススメしました。しかし世の中では「投票行きたくない話をすると非国民」のような話が多くなり、余計に投票しない人が増えると思うと、悲しみを覚えます。
 
 じっさい棄権したい人も世の中には沢山います。投票率を見れば、ひょっとしたら一千万人などの単位で居るのかもしれません。あまり責めずに、理知的に、優しく、投票へ行くほうが良い話をしませんか。そして、その前に、投票へ行きたくない理由を、十分に、聞き届けませんか。

各種イベントのお知らせ

各種イベントのお知らせ


酒井政秋
酒井政秋

酒井政秋

オープンフォーラム
「3.11以降の日本〜原発を取り巻く様々な立場から、それぞれの“願い”を聞く」 

 2017年10月13日の夜7時から
 東京都品川区にて酒井政秋さんがご出演です。

 「本当の民主主義」とは、どのようなものでしょうか。飯舘村での惨憺たる体験から語られるナマの言葉には、たいへん重要なものがあるでしょう。耳を傾けたいと思います。

 関係者の皆様に御礼申し上げます。
 会場:日本プロセスワークセンター

詳細:
http://peatix.com/event/266991

日本プロセスワークセンターホームページ
http://jpwc.or.jp



吉田邦吉
無題111

●来場者20万人超過
【横浜トリエンナーレ】

 2017年10月9日の午後より、アイスランドの芸術家Olafur Eliasson(オラファー・エリアソン)さんの作品を通して、横浜美術館に吉田邦吉が出演することになりました。横浜と福島は共通項も多々あります。

 普段からお世話になっている福島県立博物館専門学芸員の川延安直さんと福島県立博物館主任学芸員の小林めぐみさんとともに出られることは、吉田にとって大変名誉なことです。

 AAR Japan[難民を助ける会]プログラム・マネージャーである穗積武寛さんのお話を聞けることは、東北福島の私達にとって、大変な学びになるでしょう。

 来場くださった皆様とのワークショップも楽しみにしております。ほかのイベントを見ると、定員はすぐ埋まっているようなのでお早目のお申込みをよろしくお願いいたします。

 横浜美術館学芸員の皆様はじめ関係者の皆様に御礼申し上げます。

詳細
http://yokohamatriennale.jp/2017/event/2017/09/event50.html
詳細2
http://www.yokohamatriennale.jp/archive/2017/artist/index.html



吉田邦吉
ふくしま本の森図書館読書会

ふくしま本の森図書館読書会

 みんなの好きな絵本を選んで語りましょう。
 今回の「ふくしま本の森」読書会のテーマは「絵本」です。読書部の担当は、話し手の伊藤由貴さん、話し手の赤坂憲雄さん、司会・選定人の吉田邦吉です。ご質問あれば何でも聞いてください。
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Favorite picture books of everyone.
Let’s choose and talk.
Ito Yuki, Akasaka Norio, Yoshida Kuniyoshi who are in charge of “The Reading Department” at “Fukushima Book Forest(ふくしま本の森).” Feel free to ask me any questions.
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 月日が経つのは早いものですね。
 昨年から続け、総計では4回目になります。
 オープンでは2回目になります。

 ホッと一息、しませんか。

ふくしま本の森ホームページ



(以下、過去のイベント)

米田 博
 2017年9月16日ポレポレ坐にて、福島映像祭が開かれ、米田博さんのスライドショーが選ばれました。米田博さんのトークも開催されました。関係者の皆様に御礼申し上げます。詳細(http://fukushimavoice.net/2017/08/2628)。

 スライドショー
 「私が見た・・・福島」
https://www.facebook.com/hiroshi.yoneda3/posts/1421955937922893
(2017年/10分/制作:米田博)2015年の7月に福島へ足を運び、2年間、撮りためた写真をスライドショーにまとめた。極私的な視点で切り取られた福島の風景を、トークを交えながら紹介する。



吉田邦吉

ヒジノワ2017年6月イベント

ヒジノワ2017年6月イベント

2017年6月に開催されました。
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対談「都市生活者の原発、避難者の原発」
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 ヒジノワホームルーム第6回として開催した対談の記録が、ようやくまとまりまして地域編集室ウェブサイトにて、PDFを公開しました。『ヴェルトガイスト・フクシマ』編集長の吉田邦吉さん、環境デザイナーの廣瀬俊介さん、おふたりの対談記録には「見出し」をつけさせていただいています。

⒈ 違和感と批判から始まった
⒉ 共通理解のベースをつくる。
⒊ フクシマという「世界精神」を。
⒋ 正しく怒ることで世界は変わるか。
⒌ 狩猟採取民族の感受性で。
⒍ 原発は「科学」の問題なのか。
⒎ 震災後に問う、わたしたち人間の資本
⒏ WELTGEIST FUKUSHIMA–やわらかなクサノネ

 いかがでしょうか。
 この対談の「奥行き」を感じていただけるかと思います。
 お時間ありますときに、ぜひ、お読みください。

詳細 地域編集室 蓑田理香事務所

6_ヒジノワホームルーム第6回の記録「都市生活者の原発、避難者の原発」

栃木県益子町cafe & space「ヒジノワ」のホームページ
http://hijinowa.net

※以上、昨年まで過去のものは掲載していません。

◇月いちリレーエッセイ◇ 泥にも一生 津田枝里子

 某時代物ドラマで、自分が「泥を被る」事で想い人を助け処刑されたある「漢」の話が最近話題になりました。
 あえて憎まれ役を買って出るという史実には無い解釈で、こういう事があったかもしれないという観点を描いたらしいのですがそれはさておき、この「泥を被る」という行為をした人物の魂に私は「大きな器」を感じました。

 あなたは愛する人の為に悪になれますか?

 誰もが自分の価値観で善悪を判断しがちな昨今、悪となされた中にある真実に注目したくなりました。この世は知られざる「泥被り」が歴史を造り支えたのではないでしょうか。
 日本神話の中にもあります。スサノオノミコトが高天原にて粗暴な振る舞いをし、その事でアマテラスが岩戸にお隠れになるという話は有名ですね。

 「田の畦を踏み潰し埋め、神殿にう○こを撒き散らし……。アマテラスは弟のしたことを庇っていましたが、ある時スサノオが機織り場に斑模様の馬の皮を剥いで投げ入れ、それに驚いた機織り娘が横糸を通すための道具板で女陰をついて死んでしまいました。これにはついにアマテラスも恐ろしくなり、天の岩戸屋に隠れてしまわれました。」
 
 神様なのに何故このような残酷な事をと思っていました。そんな時ある神職の方が、『「神でさえこのような悪事を致す。人間が同じような罪を侵しても仕方ない事だ。だからどうか人類の罪、不徳を許したまえ」とスサノオノミコトは自らがありとあらゆる粗暴をする事で親神様に願い出て下さっているのですよ。』

 と、とても深いい話を教えて下さいました。実際にその神話を引用した祝詞があるそうです。

 我々は表面に見える悪を叩きはするけどその中にあるものを見ようとはしません。先ほどのドラマの話を聞いた時、斯くありたいものだと思いましたが、自分は泥を被る事などとてもできません。だからこそ泥を被ってくれた人がいるならそれに報いたい。泥から蓮の華が咲くように、泥から学び、感謝できる自分でありたいと願う今年の9月でした。

新刊(通巻11号)の発売開始2017年9月

春夏合併号(通巻11号)
2017年9月30日発売「境界を越える旅」
40頁、定価550円 ISSN 2189-4639

総合雑誌WELTGEIST FUKUSHIMA春夏合併・全体号(通巻11号)表紙デザイン:天井優志 発行:吉田邦吉(定価550円)

総合雑誌WELTGEIST FUKUSHIMA春夏合併・全体号(通巻11号)表紙デザイン:天井優志 発行:吉田邦吉(定価550円)

解説
 境界とは、なにか。たとえば隣同士の境目のことである。この一線は、物理的なものから観念的なものまで、習俗、文化、さまざまにあり得る。境目のようなものが、さまざまにあれば、いろいろなことが当然にも、さまざまに派生しえるだろう。そもそも言葉とは連続した世界を切り取り、物事をくくり、名前をつけることであるが、カテゴライズとは良いのか悪いのか、一長一短であろう。その相対化をやんわりと試みる本書は、読む人によってこれまたいろんな解釈や受け取りかたがあるのかもしれない。今回は二度目の掲載となるお二人、山川さんと星野さんにご寄稿いただいたことと、新人の津田枝里子さんの初原稿があることにも、ぜひともご注目いただければ幸甚に存ずる。構成は、自由記事⇒特集であり、いつもとは逆にしてある。

著者
津田枝里子
星野 藍
山川 貢
柴田慶子
酒井政秋
米田 博
高田 緑
伊藤千惠
吉田博子
吉田邦吉

編集部
表紙・裏表紙デザイン:天井優志
編集者:伊藤千惠
編集者・総務:吉田博子
編集発行:吉田邦吉

ーーー

定価550円

・注文方法
「お手紙を送る」より以下を送ってください。

1、送り先 2、氏名 3、冊数

・送料(スマートレター・ゆうメール [旧冊子小包] )

スマートレター
1~5冊まで180円

※送料はあくまで指針です。60ページのもあれば40未満のもあり、文字組がハーフサイズの単行本なみに大量に入ってる組もあり(定価が違うのはこのためです)、場合によって少し変わることもありますので、注文を受けてから計測し、ご連絡いたしております。

※送料を、定価×冊数に追加してお振込ください。

・振込先

ゆうちょ 18280 27500011 ヨシダ クニヨシ

・他行からの振り込み先

店名 八二八(ハチニハチ)
店番 828
預金種目 普通預金
口座番号2750001

※わたし吉田のフェイスブックへのご連絡でもありがとうございます。
前にご注文くださったかたはご連絡一本で発送いたします。

心よりありがとうございます。
歩みは遅くとも続けていく所存です。
何卒よろしくお願い致します

片道1600km 普通電車の旅「群馬〜鹿児島」(下) 米田 ひろし


久しぶりに家族と過ごす鹿児島

高2と中1の息子は、ますます大きくなり親はますます歳をとる

息子と相撲をとる

日々、自動車工場で鍛えている父には

二人がかりであっても負けないのだ

父ちゃんは強いのである。

上京する以前は

ものすごくギスギスしていた家族…

離れてくらす今は、いい関係

それぞれが

それぞれに

それぞれで

それでいいのだ

長男と話す

文系の息子は…教員になりたいと言う

「文系の王道だな、教員になって何をしたい」と問うと

黙った

「安易に考えるなよ。やりたいなら金はだす…でも、その金は、オヤジが42℃にもなる工場で働いた金だということを忘れるな」と言った

何をしてもいいのだ

どうでもいいのだ

ただ、ただ…

安易に考えてもらいたくないだである

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10代からの友と会う約束をする

会うのは、3年ぶりだ

鹿児島の市街地へ向かう下り坂

政治家のポスターがズラリとならぶ場所がある

秘書をして苦い経験のある私には

吐き気を催す場所だ

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久しぶりの友は、すっかり老け込み

仕事の大変さが伝わってくる

ケアマネージャーをしている友は

明日から十島村へ

離島の介護を背負っているのだ

後日、彼からLINEが届く

悪石島にきている。景色がとても美しい所だと自慢げ

私は、写真を送れと伝えた

送られてきたのが

この写真である…

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非常に残念な写真だ。開いた口が塞がらないとは…よく言ったものだ

それは、風景ではない!!とクレーム入れる

船の写真が送られてきた

なかなかいい写真である
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そして、こう綴った…

トカラ列島と呼ばれ、北から口之島、中之島、平島、諏訪瀬島、悪石島、小宝島、宝島の有人7島と、臥蛇島、小臥蛇島、小島、上ノ根島、横当島の無人5島の合わせて12の島々で構成され、南北約160kmに及ぶ十島村、小さいフェリーで十数時間もかかるところ

離島は、福祉用具しかサービスが無くデイもヘルパーもない

病気になれば鹿児島市内へ理不尽な制度に考えさせられるものがあった

サービスが成り立たない…どこの事業者も入らない。

何せ80人程度の島ばかりで事業者も赤字…輸送コストも高いからね。医療に関しては、僻地医療として船で一ヶ月に一度、島々にやって来る、日赤がしている事業だ。

人が住んでいるのが7島あり1島のみ、小規模多機能という施設がある宝島か子宝島だったかな。。将来的には、その施設も運営は厳しくなるだろう。

高齢化社会も2025年を過ぎれば、人口は減少する。若者に負担が来る…第二次ベビーブーム私達の世代に子供を増やす施策をすべきだった。

第二次ベビーブーマー達は
もう子供を産めない

厄介な事だ…

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数日、家族と過ごし群馬へもどる

普通電車、復路の旅がはじまる

ルートは、決めていない

右へ宮崎に向かうか、左へ熊本に向かうか…

肥薩オレンジ鉄道が頭に浮かび

左の鹿児島本線を選んだ

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しばらく走ると錦江湾に浮かぶ桜島

相変わらず綺麗な光景だ

鹿児島駅を過ぎると谷を電車は通る

岩崎谷という場所だ…

薩摩の英雄、西郷隆盛は3枚目の坂を降り…4枚目の場所で自害した

今では建物で望めなくなったが

当時はきれいに見えていただろう…桜島

大砲の音が鳴り響く中…

銃弾が飛び交う中…

この場所で西郷さんは

桜島を見ながら最期に何を思ったのか…

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夏空と穏やかに雲が流れるようなスピードで走るローカル線

川内原発のある川内市で第三セクター肥薩オレンジ鉄道に乗り換え

さらに走る

気持ちいい青空

美しい海

まさに鹿児島に乾杯である

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夏空や

流るる雲と

ゆるり旅

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「次は水俣〜」電車のアナウンスが流れる

水俣…私はとっさに降りる準備をした

水俣の今が見たくなったのだ

マップで水俣病の発生源、チッソの工場を調べた。駅のすぐ側である

ぐるっと一周、水銀を排出したであろう水路、経路をたどる

壁で工場内はあまり見えないが、古いプラントが多く残っている。以前写真で見かけた当時の煙突も残っていた。

水銀を排出した水路にステンレスのきれいな橋が架かる

何を表現したいんだ…思わず思った

水俣川河口を目指し歩く

ここから水銀が出ていき不知火海全体を汚染したのだ
カメラを持ち漁港を歩いていると
地元の漁師に睨まれた。

これもまたいい経験なのだ…

この漁港のすぐ側にある老舗食堂で

海鮮ちゃんぽんを食べた

すごく美味かった

 

「チッソ水俣写真」https://m.facebook.com/hiroshi.yoneda3/albums/1399643473487473/?ref=bookmarks

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これが水俣川河口である。

チッソは元々は、違う水路から排水をしていたが、ヘドロが溜まりすぎて排水がうまくできなったため、この河口にあった八幡プールにカーバイドの残渣だけでなく水銀を含んだ酢酸廃水や硫酸廃水、燐酸廃水なども流し込み排水を行った。そうやって、とてつもない量の水銀は不知火海にでていったのだ。水俣病が広範囲に広がったのは、そのためである…

この八幡プール跡地は、エコタウンと名付けられ産廃処分場になる。

鋼板を打ち込みコンクリートでかためられた埋立地にまだ水銀は眠っている。地震の液状化や護岸の破損がもし…おこれば、水銀はまた海に放出される可能性があるのだ

そこに水銀は残っている…忘れてはならない

http://mutekaturyu.blog.fc2.com/blog-entry-2675.html?sp

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この水俣に来て、ふっ と思いだした地があった

足尾である

足尾銅山の鉱毒も今もなお鉱山があふれでている。主の古河は、鉱毒処理のため年間、4億円以上もかけているのだ。

「足尾銅山写真」https://m.facebook.com/hiroshi.yoneda3/albums/1137597953025361/?ref=bookmarks

https://m.facebook.com/hiroshi.yoneda3/albums/1137617073023449/?ref=bookmarks

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足尾銅山「伝説の赤い池」|かえるのピガロ店長が行く!  https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/kerokerot2012/entry-12039851514.html

また電車に乗り

北上する

時刻はPM17:00、広島ぐらいまでは行きたいと思っていたのだが大幅に遅れぎみであるが、久留米に差し掛かったところで…途中下車した

行きたい所があった

豪雨災害にみまわれた地…朝倉である

久留米駅で日田ゆきの電車に乗り換え

筑後大石を目指す

降り立った地は、何事もなかったように綺麗な田園風景

30分程歩き、筑後川にでる

川はえぐられトラックと思われる残骸が残っていた

陽がどんどん暮れていく

来るのがあまりにも遅すぎたのだ

歩いてまわる時間もなく

被害があった地区を通るバスを調べた。

博多方面に行くバスがあり

それに乗った

夕方でけっこう渋滞…交通量は多い

コンビニもスーパーも普通

しかし、時折みえる光景が凄まじかった

バスからシャッターをきった…

ふつう災害が起きれば、現地の状況ですとボランティアの人達がネットに写真をよくだすのもだが8月に入ってからのそういう写真があまりにも少ない…

それを不思議に思っていたのだ

市のボランティアセンターがボランティアに対し被災地の写真撮影をNGとしているらしい

いろいろな事情がある。わからない訳でもない

ボランティアが撮影してしまう写真は、被災者に近すぎるのだ…

現状はまだまだである…

多くの支援が求められているのだ

九州北部豪雨救援物資みやまベースhttps://mobile.twitter.com/8h2l3chu5kvdbr1

「朝倉市 写真」https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1399642223487598&id=100003255001153&ref=bookmarks

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そのままバスに乗り最寄りの駅へ
また電車に乗り博多へ向かう

博多の隣町の安宿をかり4人部屋で

私以外は韓国人
いい体験だ

その宿は、ネコのシェルターを兼ねている

めずらしいホステル「ねこ蔵」

https://sippolife.jp/article/2017032100004.html
1階にはおしゃれなBarがあり
これまた面白い

せっかくと思い

Barで酒
マスターが面白く会話が弾む

となりにいた女性と3人で話す

どっからきたんですか?と聞かれ、群馬ですと応える私

福島の郡山から3月に転勤してきたんですと話す女性

しだいに3.11の時こと…
放射線のこと…いろいろ

「親もどこに避難するかって大騒ぎ」
「小さい子供がいるの友達は…みんなどっか行っちゃった」「けっきょくは大丈夫だったのに」と…さびしげに話す。

私は持論を展開せずに胸に収めた…話しを聴きたかったからだ

「福島の人が福岡がどこにあるかすら知らない人が多いように水害の事もあまり知らない…博多の人が福島がどこにあるのかを知らないようにあの事故の事も知らない…そんなもんですよね」

そう言い残して女性は帰って行った

遠く離れた博多という地で

名も知らぬ一期一会の福島の人との出会いは

福島のことを伝えたいと思っている私に

課題を残した…

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翌朝、群馬まで普通電車で帰える時間の余裕はなく仕方なく新幹線に乗った

熱海で新幹線を降り温泉に入り

そこから普通電車で群馬に戻った

私の5日をかけた 普通電車の旅は

途中で新幹線という

中途半端な旅で

2017.8.19  PM11:31

終わった…

行ったこともない土地との出会い

人との出会い

ゆっくりと進むローカル線

もし新幹線なんぞ使わなければ

3万円でお釣りがくる旅

時間と気持ちの余裕があれば

こういう旅ができるのだな

自動車会社期間工の私は、日々は土曜日も祝日もない

そのかわりに正月・GW・正月は少々長め

時には、ゆっくり旅にでもでたいものだ

青春18キップを2枚でも買って

また

ゆるり旅

 

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